独自のスタイルを持ちそれを忠実に徹底している相手を崩すのは容易ではありません。
僕は20代の頃ギャンブルに狂っていた事があるのですが、まぁ今でも狂っていると言えば狂っておりますが、その頃麻雀仲間でスロプロがいたのですがその人はスロットでも天井狙い(ハイエナとも言う)と云うのをそれこそ徹底してそれで食っている人でした。
そうして麻雀も独自の打ち方で1にも2にも喰タンオンリーであがる人でした。
ですから僕はそれを利用してやろうとチャンタ絡みの三色狙いをするのですがこちらが手が練れてくると向こうは早いからあがり、こちらがテンパイ気配が出ると自分の手は安いから執着せずにベタ降り、喰タンもひたすら徹底されると気持ち悪く実に厄介でした。ただ所詮は喰タンに時々ドラが乗る程度でしかもリーチかければ早々に降りてくれるので僕的にはゆっくり自分の手に集中すれば特にトータルでは勝てない相手ではなかったですが、その人はスロットも麻雀もそれなりに稼いでおりました。
その人の凄いところは、パチスロにおいてハイエナ行為は嫌われるにも関わらずそれに徹底し、麻雀において喰タンのみも嫌われるにも関わらずそれに徹底してくる、体裁や見栄なく目的を定めて徹底して淡々とこなしてくるのが怖い。
怖いとは恐怖、恐怖するのは強いからですね。
徹底するのは精神力がいります。それを持続するのは意思、そうして自信がないとできません。
当時その人は27歳くらいでした、どうしてその徹底ぶりを身につけたのだろうと不思議でした。
口数の少ない人でしたが僕を可愛がっててくれてました、いつものようにパチンコ屋であったので麻雀に誘ったら、今月はなんとなくツイてないから亀になってるんだ、と言っていました。
亀とはどういう事かと聞いたら、絶対に勝てる台に座るまで動かないでいると言っておりました。振り込まない訳です。
結局その人はスロットの法制が変わりストック機と云うのがなくなり天井狙いのハイエナが著しくやりにくくなった途端にスロプロやめて働き出しました。その辺も徹底しておりました、しかもその見切りの速さの柔軟ぶり。
それらの経緯からその人はただ単純に頭の良かった人で勝つにはこれが最短で一番効率が良いから徹底していたのですね。強い訳です。
中途半端に物事やるならやらない方がいいです。0か100かと言っているのではなく。
節約だって徹底しなければ意味がありません、特に小さな事の積み重ねでは徹底しないとそれこそ時間と労力の無駄になります。
目的に対して徹底する自分のやり方に自信がないとできません、徹底できない事は自信がなく心が傾くから徹底できないのでそんな時はやり方を考え直してみるべきかもしれません。
ただ徹底する意味、本質はトータルこれしていれば勝てる自身のある手に限ります。半端な考えで物事徹底すると大やけどを食らうので注意が必要です。
でも人間、半端な事は徹底できないから、、、、だから大やけどするのかもしれません。
徹底している相手を崩すのは容易ではありませんね、逆に言えば徹底していれば勝てる可能性は大いにあります。
PS ジャミロクワイ 好きで好きで堪りません 一番好きかも知れません。