ピカソのデッサン画を見たときそれだけでもう後世に残るんじゃないか(すでに残っているんですが)と云うような綺麗な女性のデッサン画でした、そうしてあの抽象画。
相田みつをの行書体はなにか厳しさが伝わってくるくらいの綺麗な字でした、そうしてあの優しい字形に文体。
厳とした基本あってのぶっ飛んだ独創性。異常なまでの基本の繰り返しからの最短の切っ先。
まずは基本に忠実でありきのフォームあってのオリジナルなスタイルのような気がします。ルーツもまたしかり受け継がれるものには一定の真理があるのでしょう。
ただですね、人間、特に僕のような怠惰な者には基本だの練習、勉強なんかはそれこそ苦でありましてなかなか基本の大切さは判っていてもできません。
ですから好きな事だけやり続けると決め、僕は賭け事と女性が好きですからとにかくやってやってやりまくる。。。そうしたら基本(常識)から大きく逸脱した馬鹿ができあがった訳です。
基本のない事を無理やりこじつけて基本とした悪い例ですね。
基本的な事や先人の教えを無視し何か独創性や人とは違った視点をと考えて手早く成功や勝ちを狙って仮に上手く行ったとしても果たしてそれは継続できるものなのでしょうか?
基本的に考えてみて基本的なことすら継続できないで、ある水準より上の事を継続するのは難しいような気がしてなりません。
今現在の僕の頭の中にある数式は足し算引き算掛け算割り算の算数までです。
まぁそれだけでも特に不便なく生きて行けはいたしますが、なにか高度な数式が必要となった場合において僕はその時手も足も出なく時間をかけて勉強し直すか、誰かに頼らざるえません。
なにかあった場合で特に緊急でしたらそれは致命的な遅れになるでしょう。
勉強(基本)とはそう云うことです。最終的にちゃんとやっていた者が勝つ、と思います。
厳とした厳しいくらいの基本があっての優美な崩しの一手には、なかなか辿りつけるもんじゃないとは思いますが、人より多く努力すれば基本ありきのオリジナルな面白い一手くらいには到達できるんじゃないでしょうか。
PS エマーソンレイク&パーマ プログレロックで小難しくてあんまり好きじゃないですが、名前がなんか好きです。