孫子いわく、戦いは正を以って合い奇を以って勝つ、と勢篇において言っております。
これは僕なりの簡単な解釈ですが戦いは正を以って合いとは、まずは正攻法で攻め、相手の裏をかきすなわち奇を以って勝つと云う事です。
ただ僕的に孫子にどうこう言う訳じゃないですがこれでは足りない、禁じ手もからめて行きたいです。
禁じ手とは道徳やタブーに法律を一切無視した暴力に近い、え~それやっちゃうの?みたいな一手、何が何でも勝てばよしの勝てば官軍手。
正とは正攻法、まず何かをする時にもおおよそしないといけないまずはセオリーどうりの一手ここから戦いが始ります。
奇とは、正攻法でも行けるんだけど更に弊社にはこんなメリットがありますや、あなたが裏の裏を読むなら私は更に裏を突くとみせかけて正攻法で攻めますよ、みたいな裏裏勝負。
比較的に奇策は発想力次第で色々出て来ます。
比喩的表現ですが正がしっかりしていれば奇はあえて裏を突かなくても側面削るだけでも効果はあります。
正も奇も最初にいくつかのシナリオを作ります、1パターンだけではないです。
これと同じで禁も3パターンは作ると良いと思います。
1、勝てるけどこれをやると著しく信用を失う手
2、勝てるけど捕まるかも知れない手
3、勝てるけど自分も何もかも失うな、の玉砕手、まぁどれも禁を使うと下手すると3に行きつく事になります。
例えば良い物作って売れているんですが(正)、更に他社には真似できない独自のアフターサービスをつけており(奇)これで充分なんですが、、、、まったく先の見えないこのご時世不安だなぁ。
禁1なら広告に誇大表示を織り交ぜる
禁2なら広告に嘘を載せる
禁3は裏で売ってはいけない物を取り扱う
最悪売上落ちてきたらこれすれば売上は上がるだろう、だって嘘書いてるんだから。更にはやばい物まで裏で取り扱ってるんだから大儲けや。
どう考えても長続きしませんね、あくまで単発の勝ちになります、でも稼ぐと云う観点のみに気持ちを集約すれば、勝ちは勝ちやねん。となります。
禁は禁故に禁なのです。ただ単発ですが著しく勝てる可能性はあがります。
禁、こんなことしてなんの意味があるのかと言いますと、最悪の場合、これをしたら勝てるよ、があるのとないのでは今後の勝負の意味合いが違ってきます。
更には敵が禁を使って来る場合もあるので想定しておいて損はありません。
使わないよ、禁だからでも最悪の場合は辞さない、ある意味勝つ意思の表れで覚悟とも言えますね。
使わないよ、たーだこの禁という奥の手あるのとないのでは正と奇の効き具合まで左右します、だって最悪勝てる手あるのに正攻法で勝負する訳ですからなんとなく余裕すら感じますよね。
最悪人生飽きたら自殺すればいい、ある意味禁じ手です、でも死ぬ気になれば人間なんでもできます、辛かったら自殺すればいいんだからそれまで試せるだけなんでも試せますね。
禁とはそんな感じです。
禁を犯したらほぼ負けです、ですが目先だけを考えれば勝ちと云えば勝てる手でもあります、この辺を念頭に正と奇のシナリオを構成すると大変しなやかな手が思いつくと思います。
ただ禁は禁だから禁と云う事も忘れずにね。
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