株などでよく使われる格言ですが、非常に面白い格言であります。
ことわりの外のことわり、常識の外の常識、同じ枠の理に居るのに別次元の理、自分の思惑を越えた思惑。
世間一般の常識があります、大抵はそれに沿った個々の常識の中で過ごして生きて居ます。
ただ時々同じ世間にフィールドに居るのに大きくズレた人間が居ます。
株などで下がった時に買いに回るのはみんなが売りに走っているのに買いに回るのは勇気がいりますが、これくらいは理外の理でなくただの逆張りで大抵はこれくらいの事はします。
理外の理はここに全財産投げ売って更にレバレッジをかけて平然とし、そうして大きく勝ちを拾って行く感じで、ともすれば馬鹿かあいつは、となりますが本人には僕らの見えない常識が見えてここで動かない僕らこそが非常識に見え愚かに感じているのでしょう。
世界一の投資家ウォーレンバフェットの投資は実にシンプルでこの世の中からなくなる事のない製品の会社の株を安い時に割安で買う、と当たり前のことで誰でも世界一の大金持ちになれそうですが、実際はいくら繊維がこの世から消える事がないだろうとは云え安いからって会社ごと買う気にはなれないし、コカコーラも好きだからってあんなに大量の株を保有する気になれませんがウォーレンバフェットは僕のイメージでは実に軽やかに自分の常識に途方もない金額をつぎ込んで居るように感じます。
何十億円も出しミッキーマウスがこんなに割安で買えたよ、と。。。
ウォーレンバフェット関連の投資本はたくさん出ており、誰でも簡単にできるような投資法で一見して出来ない方がおかしいよ、となりますが、こんなことまず誰も真似できねーぇよ。
何かの著書か書簡集で、瓦がなくなる事もない、と言ってましたが、そんな事判らないだろ!!と言うのが僕ら庶民の考えでありあなたはまたそこに何十億円つぎ込むのか。
これが理外の理の人間であり、一見して同じ世界に居てなんとなく真似できそうですが絶対真似できない、そもそもが理外の理ですから僕らではその外の理を知覚することすらできないのです。
逆張りは逆張りでもスケールの違う逆張り、おもしろそうだから真似てみたいですが、半端な覚悟で成功者の真似をしたら常人でしたら一発で焼かれる事になるのでしょう。
理と非とのなかにこもれる理外の理、面白いなぁ。
今感じている当たり前がまず間違っている、と言う感覚、一切の常識や固定観念を捨て去り自分の目で判断し考える。その先に見えるなんとなく勝てそうなイメージ、そこに大きく張ってみよう(お金じゃないよ)、もしかしたら理外の理に近づけるかもしれません。