何におきましても分散投資は基本中の基本のような気がいたしますが、孫子の兵法書の虚実篇では、我は専らにして一と為り敵は分れて十と為らば是れ十を以って其の一を攻むるなり、と書しています。
要は敵が分散したらしめたもの、こちらは十でその分散した一に攻めますよ、と言っております。
ただこれはあくまで領土争いの戦術指南でありますから投資の基本はやはり分散なんでしょうが、例えば僕なら敢えて分散しそこを大軍で押して来たら、残りの部隊で側面か背後を突きます。
さらには火攻、後は一部隊で補給線と情報網の潰しとありとあらゆる奇襲作戦を展開します。
ただおそらく孫子の考えでは大部隊には奇襲作戦は効きづらいと考えているのでしょうが、もしその分散した兵力の後陣に更なる部隊で布陣していたり、そうしてまだ余力を残してて、大部隊で攻め込んできて防備の薄くなっている領土を狙っていると見せかけ、他軍を狙う、などなど分散し部隊を増やせば増やすほど攻め手は広がり面白くなります。
でも孫子は始計篇や作戦篇で相手の情報を丸裸にしてからそうして勝てる時だけ攻めると教えているので孫子の兵法書に精通している者に攻められたら終わりです。ただこれは領土争いの問題であり、現代日本ではあんまり直接的に攻め込まれる事はないので、分散は、特に資金の分散は心掛けるべきだと思います。
以前僕はブログで玉(ぎょく)の概念、というタイトルで僕流の分散投資の事を詳しく書きました、興味があったら読んでみてください。
簡単に言いますと総資産を1000として、まずは三分割し1貯金に2投資用に三番目は僕は遊び用資金、そうして2投資用もさらに三分割、1株に2会社3どちらかの余力とどんどん細分化して行きます。
すると金額が小さいからリスクも減り、先ほど述べたようにありとあらゆる奇襲作戦を強気で試せるしかも余力残し、そうして領土争いと違い大軍で攻めて来られる訳ではないから安心です。
ただこれだと細分化しているので資金量にもよりますが最初の投資は小さくなります、それも確かなんかブログでリスクは全体の5%位までと書いていた気がします、、、よかったら探してみてください。
僕のクセかも知れませんが、初期投資を抑え色々考えて損小利大に持って行くのが僕は好きなのです、ワクワクします。
僕のいくつかの手持ちの玉は一つ一つ丁寧かつでも潰れるならそれまでと揺さぶりながら生き残らせ至弱から始りやがて至強に至る、至らせる。至らせたい。
分散投資の本質はリスクの軽減ですが、リスクが軽減するなら強気になれる、とも取れます。
孫子の言いたいところはもしかしたら自分の得意とする所で集中し勝負しろ、かもしれませんが特に敵が居る訳ではないので投資に関しては全力で行く必要はないと感じます。
ただ上手く行った場合、特に株ね、最初から大きく買っとけばよかったよ、なんて思う時もございますが、それは僕的には結果論ですからなんともいえません。
あくまで至弱から始りやがて至強に至せる
PSレッドツェッペリン 三大ギタリストのジミーペイジも居てとにかく伝説バンドRock & roll