よく僕はあんまり人に甘えているなよ、とか借りを作るなよ、なんてご指摘して来る僕に見下されているとも知らずに偉そうにご指導してくる方がございますが、僕的には甘えられる人には甘えるし、借りを作れるなら大いに借りを作っておこうと考えて生きております。
甘えて借りを作っちまったら僕が出世して返せば良いだけの話です、自分自身の励みにもなります。
それをチンケなものの考えでいちいち僕にご指導してくる人は精神分析かけるまでもなく、自分が可愛がられないのが悔しいのか、人に甘えて借りを返せない度量がない自分に自信がないからいちいち人にどうこう言うのでしょう。
かく云う僕もいちいちここでこんな嫌味を言う自分の度量のなさが嫌いです。こうしてまた僕は無用な敵を作る訳です。
甘えるのも甘えさせるのも度量の問題です、あとはその人が好きか嫌いかは大いに関係あるでしょう、僕だって好きな子、好みの(キャバ嬢ですが)女の子は甘えさせるし僕も甘えます。
そんなもんです、そうしてちょっと甘え過ぎちゃったなと感じたら、貴女には借りが多いから出世したらマンションでも買いますからね、と言っておけば相手も期待しないで待ってるよ、で終わりです。
そうして本当に出世したら返せばいいんです、こんなクソ野郎と一緒に居てくれてありがとう、と。実にシンプルです。
何年か前に僕が会社を興した時、僕が社長になった社長になったと喜んでくれた大社長がおりまして、年がら年中僕はその御方に奥様にご飯をごちそうになっているんですが、その時もお寿司屋さんで、お前は社長なのに痩せてて貫禄ないからワシのも食べろ、と言ってくれました。
僕だってそんなに若くはないですし沢山食べたい訳じゃないですが、身内でもないのにこんなに喜んでくれてそんな優しい事を言われたらですね、なんか大きいこと言ってせめて喜ばせたくなっちゃいますよね、あと何年かしたら出世して車でもプレゼントしますから長生きしてくださいね、母さんこいつが車買ってくれるって、まぁちゃんと覚えておくからね。
実にシンプルです。そうして何かにつけて借りを出世払いと云う言葉で済ませようとする僕はやはり傍から見れば人に甘えているのでしょう。
昔、政治家の浜田幸一ことハマコーの本だかTV番組で田中角栄にお金をもらったら反対の手もだして更にもらうと言っておりました、なんか面白いエピソードだなと思ったのを記憶しております。そうしてハマコー出世しそれらの金を増やしたのをラスベガスで使った訳でしょう、そう考えると更に面白いですね。
人に甘えるなんてこんなもんです、そうして返せたら返せばいい御馳走していただけるなら変に遠慮せずにおいしいおいしい食べて気持ち良く御馳走さまを言う。
貸してくれると言ってんなら借りれるだけ借りて増やして返したらいいんです、後はこちらの出世次第で度量の問題です。
返せなければ僕はそれまでの男なんです。
すいません、借りたお金は全部賭け事で使っちゃいました、もう一回貸してもらえないでしょうか?と言ってまた借りられたら借りる方も貸す方も大したもんです。
こんな人間関係を築けたらこの関係はなにがあっても続くでしょう。
PS オードリへプバーン ティファニーで朝食を