小難しい本でしたが、株式投資における本では読んではおきたい本で、まぁ簡単にチャートやテクニカル分析の否定の本です。
僕もこの本に感化された訳ではないですが、ちんけなギャンブラーとして、サイコロは記憶を持たないという考え方でチャートを気にして売買することはありません。
ただ、これだけ世にチャート分析はあるのですから、短期売買ではこのチャート状態ならここ、と大半の人間がここで動くであろうと推測の要因くらいにはなるかもしれませんが無駄な考えだと思っております。
ホントはね、チャートなんか分析して、チャチャっとトレードして何億稼いでます。なんてかっこいいけど、この僕の脳みそと性格は細かい数字がお嫌いみたいでテクニカルなものに興味を示さないんですね。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」よってこの本は僕にテクニカル否定の根拠を与えてくれたから好きではあります。
僕の取引は買いも売りも成行き注文にしております。一回約定させたら100万200万抜く気で取引するわけですから(あくまで気持ちね)、こまい事はいいやで、利益乗った時も必ずトレイングストップかけて上値追い追い反転した場合のトリガーも成行き売りで手仕舞いしてしまいます。
大きく儲けようとした時、細かい金銭気にしてそのこだわりが原因で大金損するそんな状況は株以外でもよくあることです。なにかで読みましたが、損切りを遅くする原因はサンクコストの心理状態らしいです、それはやはり株以外でも、ビジネスにパチンコ、ああ、、、キャバクラでもあった、結構指名したから意地でも落としてやろうと通い続けてしまいますね。
麻雀の神様、阿佐田哲也が半丁博打で打つコツを小説内で述べておりましたが、麻雀の神様なのに半丁博打って変ですが、イカサマされていない状況で出目に法則性がない場合は、自分の張り方にコツが必要だと、どういうことかと言いますと、1、1、2と張ると良いそうです。
最初の一手で引っ掛かれば良し、駄目ならまた1張り、引っ掛かればペイでまた1張り、1,1駄目で2張りで引掻けたらペイで繰り返し、3回続けて引っ掛からない日はツイてないからその日はやめろ、と書いてありました。
なんともチャートの話でなんか泥臭い話ですが、、、、でもこれ僕は目から鱗で、サイコロは記憶を持たず株式相場も一寸先は闇、次の出目や株価などわかる人間はこの世に一人もおらず、となると生き残るには、自分の張り方が非常に重要になってくるわけでありまして、僕の、まずは資金の分散投資の手本といたした手法です。
さらに麻雀の神様は、ポーカーで勝つ方法は知らないけど生き残る、やけどをしない方法なら教えられる。と麻雀の神様なのにポーカーって変ですが小説内で述べておりました。
やけどをしない方法それは、小さく張ること、ただそれだけらしいです。
これも僕は目から鱗でして、さらにはマーケットの魔術師の登場人物も再三においてほぼ皆、トレードは小さく小さくと言っておりましたので、麻雀の神様に成功者たちが言うのですから、まず間違いないんでしょうで1%~5%のルールを自分に設けて事に臨んでおります。
勝ちよりまず死なない事、生きて続けてればそのうちいい目が出る、死んだら終わりだ。こう大雑把に考えますと損切りもそう苦になりません。
チャートやテクニカル分析を全否定はしませんが、科学的ぽく数字的なことで怖いところはなんか根拠があるように思えてしまい、つい株を舐めてかかってしまうというか数字で出てるんだから平気だよ、みたいな。軽いと云うか相場のドロドロ感なく人間味がありません。
1.1.2で張るなんてホントなんかこの人キャンブルやってたんだろーなぁって感じます。鉄火場で叩き上げた生き残る術、根強さがあり信頼できます。
相場に居そうだけれど神はいない、未来もなんか見えそうだけれど見える事は絶対にない、あるのはガンっとした自分があるだけです。
一、二回負けたってこっちはビクともしねぇよ、取れるもんなら取ってみろ、この戦術、こうやって強気で相場にいけます。
小さく張ると勝った時つまりませんが、その勝ち分乗せて次に張って見てください、数回勝つと予想以上に大きくなってきます、スノーボールというやつですね。
ただギャンブル反対もあります。雪だるま式に借金増やさないようにしないとね。
PS ジミ・ヘンドリックス
エレキギターの神様、その音ぶっ飛んでおります。