相手の思考がわからない時に相手の思考を断定したいのであれば、自分の思うところに相手の意識を持ってこさせるとお互い非常に戦いやすくなります。
勝負事において一番怖いことが相手の出方や思考がわからない、ということが一番怖いことで、闇雲に攻撃を仕掛けられてラッキーパンチを喰らうのはリスクであるので、ある程度こちらも隙を作り、隙を与えておけば相手がおおよそここに打ってくるであろうが予測できて更に隙を与えれば、もうここに打ってくるしかないだろう、と断定できれば、あとはお互いそこの部分での勝負に持ち込めるので戦いは非常にスムーズになりますが、勝負の急所を煮詰めたぶん運での要素は減らせますが実力の勝負になります。
小学生の時に金曜ロードショーで見た吹き替え版の刑事コロンボ、うちのかみさんがね、と言いながら徐々に犯人を追い詰めて行く刑事コロンボ。
犯人にしたら実に鬱陶しく、どういうわけか僕は小学生の時から刑事コロンボ目線でどうやって犯人を推理していくか?、ではなく常に犯人目線で自分が犯人ならどう刑事コロンボをかわすか?、と考えてなかなか夜眠れなくなり、更には最悪逮捕された場合に、これも金曜ロードショーで見た大脱走みたいにスプーンで穴を掘りその土はこうやって捨てて脱走すれば良いんだ、なんて考えておりましたが、、、馬鹿ですね。
そう、刑事コロンボのかわしかたは、僕であればやっちまった後に刑事コロンボが来て、ああ僕が疑われているな、と感じたら、刑事コロンボ相手に危ないですが、とりあえず録音されていないであろう時に、逮捕に直接つながらなくしかも犯人しかわからないであろう情報一つと、刑事さん僕が犯人ですよ、と刑事コロンボに囁きます。
刑事コロンボ相手に自白はやばいですが、うちのかみさんがね、と相手が徐々に迫ってくるのであればこちらも僕が犯人ですが決定的な証拠はまだでしょう、としておくと、この次は決定的な証拠の争奪戦になります。
これをやる意味は、相手に疑われているのか?否か?だとするとなどと考えを巡らし余計な推理に時間を割いているうちに本当にたどり着かれたら負けな部分の推理が曖昧になり決定打に辿りつかれてしまうので、こうする事により相手がここを狙ってくるであろうを限定してしまえば、あとはそこを死守したらよくて一点に集中することができますが、相手もまた一点に集中してくるので総力戦は必須ですが面白くなるでしょう。
勝負事において相手の出方や考えがわからない時には一歩前に出て敢えてこちらから情報を相手に与える、すると自信の強い人ほどこの土俵に上がってきます。あとは力勝負のみ。
異性の気持ちがわからない時などどうしたらあなたとセックスできるでしょう?と正直に聞くと案外相手が動揺しその答えを教えてくれます。
馬鹿じゃないの、もっとムード考えてよ、したいの?、本気なの?とこれだけ相手がヒントをくれればあとはどうとでもなります。
もちろんドン引きされることもありますが、、、それもまた答えの一つで、絶対やれねーな、となるのです。。。